危険廃棄物に対する管理の更なる強化を目的として生態環境部弁公庁は2023年11月7日、「危険廃棄物の規範化された環境管理に係る業務の更なる強化に関する通知」（以下「通知」）を公布した。
「通知」においては情報化の手段が運用された危険廃棄物に対する規範化された環境管理水準の将来的な引上げが明確に規定されており、これには具体的には次のものが含まれている。
1、危険廃棄物電子ラベル表示QRコードの全面的な統一化。2024年1月1日以降、危険廃棄物の環境重点監督管理組織は、国家固体廃棄物システムを通じて危険廃棄物電子ラベル表示QRコードを生成及び受領し、危険廃棄物電子管理台帳の制定に関する国家の要求に従って国家固体廃棄物システムと同期する電子管理台帳を確立しなければならない。電子ラベル、電子管理台帳などの情報化された措置の応用がその他の危険廃棄物が発生する組織に奨励されている。
2、全国統一番号の危険廃棄物電子移転複写伝票の全面的な実施。2024年1月1日以降、危険廃棄物を移転する組織は、国家固体廃棄物システムやそのAPPなどを使用して移転の軌跡をリアルタイムで記録しなければならず、その他の方法を採用する場合には、リアルタイムの移転の軌跡と国家固体廃棄物システムとの同期性を確保しなければならない。
3、危険廃棄物輸出許可通知書の電子化の全面的な実施。2024年1月1日以降、危険廃棄物の輸出を申請する組織は、生態環境部のウェブサイト上の政務サービスプラットフォームを通じて危険廃棄物輸出許可電子通知書を照会した上で、これをダウンロードして使用することができる。
出典：https://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk05/202311/t20231108_1055528.html